スマートセンシングのための小さなNIR LED

ROHMは、新しいトップビューモデルを備えたSurface Near-Infrared（NIR）LEDのラインナップを拡張しました。これらのLEDは、VR/ARデバイス、光学センサー、およびヒト検出システムで使用するように設計されています。

NIRベースのセンシングテクノロジーの使用は、特にVR/AR機器およびバイオセンシングデバイスで、近年増加しています。これらは、視線追跡、虹彩認識、血流または酸素飽和度測定などのアプリケーションで使用されます。同時に、サイズが小さい、消費電力の低下、柔軟な設計に対する需要が高まっています。産業機器では、NIR LEDはプリンター制御と自動化システムをサポートしています。

これらのニーズを満たすために、Rohmは、さまざまなデザインをサポートするさまざまなパッケージサイズと波長を通じて、より多くのオプションを提供しています。これらは、センシングの精度を改善し、より高い放射強度を通じて電力使用を減らすのにも役立ちます。

ラインナップには、3つのパッケージタイプの6つのモデルが含まれています。SML-P14RWとSML-P14R3Wの2つのモデルは、Picoledシリーズの一部として小さく薄い形式です。各パッケージには、850nmと940nmの2つの波長があります。850nmタイプは、フォトトランジスターとセンサーでうまく機能するため、アイトラッキングとオブジェクトの検出に役立ちます。940nmのタイプは日光の影響を受け、目に見える赤い光を放出しないため、パルスオキシメトリーなどのモーションセンシングやバイオセンシングの使用に適しています。

LEDのアプリケーションには次のものがあります。

VR/AR：目とハンドトラッキング
健康：血液酸素チェック
業界：オブジェクト、位置、紙、カードの検出
ホーム：リモート、ロボット掃除機（床センシング）
LEDは、ROHM独自の製造プロセスを通じて開発された排出層構造を備えたNIR要素を使用します。この設計により、小さなサイズでより高い放射強度が可能になります。たとえば、SML-P14RWは、同じ電流で典型的な1006サイズの製品の放射強度の約1.4倍を生成し、同じ強度に達するために30％少ないパワーを使用します。これにより、システムのより良いセンシングと電力使用量の低下がサポートされます。